株式会社 飯井建築設計事務所                           かぶしきがいしゃ いい けんちくせっけいじむしょ 

前橋亀里の家

▶ 住宅データ 群馬県前橋市亀里町/2006年4月/木造2階建て/敷地97.16坪/延べ床37.44坪/高崎土建(株) /キッチン:ファミーリエ/その他:ジオシステム(日本住宅保障検査機構)加入

● のどかな田園風景を望むパッシブデザインの家 ●

「2006ぐんまの家」設計・建設コンクール 住宅金融公庫北関東支店長賞

 在来木造二階、べた基礎の構造に外断熱工法 (アキレス)で建てた住宅。日当たりの良い環境を生かしたプランである。
 冬の北風は強く、北側の窓は小さめにしているが、四季を通して自然の風が東西南北に通り抜けできるような窓のレイアウトとした。吹抜けを中心にワンルーム的な広がりのある空間となるように計画し、キッチンからは住まい全体の様子を感じ取ることができる。
 内装は壁が漆喰塗り、床は無垢のフローリング (ナラ、パイン)に天然塗装 (ビオファ)と自然素材を中心に選定した。

 

▲ダイニングルーム吹き抜け 
建物の中央のダイニングに吹抜けを設けることで、建物の奥までの明るさ確保と冬場の日射しをたくさん取込むダイレクトゲインの効果が期待される。
二階アール部分は寝室とデッキをつなぐスペース。

 

▲玄関(左)とリビング横の畳コーナーと書斎(右)
段差を利用して引き出し収納が設けられている。
書斎床は掘込まれていて床暖房付き。四本引きの建具でリビングと仕切ることができる。

 

 

▲階段ホールと吹き抜け

 

▲二階個室 お子さまがまだ小さいので、広々と,将来2室に仕切ることができるように建具溝を設けてある。2つのロフト付きで北側の部屋は東のロフトから光が入り込む。

 

2006年ぐんまの家  設計・建設コンクール 作品集
「前橋亀里の家」住宅金融公庫北関東支店長賞 受賞 審査委員長講評 

 前橋市郊外に建ち、子育てや自然環境に配慮し、在来木造軸組工法の特性を活かした、可変性や省エネルギー性能の優れた住宅です。

 住宅の周辺は、のどかな田園風景が広がり、1階のテラスや2階のデッキからの眺望や、東西南北にバランス良く配置した小窓による風通し、吹き抜けによる日照など、この敷地ならではの豊かな自然環境を楽しむことができます。

 ご夫婦と2人の子供たちとの住まいは、1階の家族の集う空間と2階の個人の憩いの空間が連続する開放的な内部構成とし、ダイニング上部を吹き抜けとすることで、1階からも2階の様子が感じとれるようになっています。2階の子供部屋は、間仕切り壁で仕切ることができ、子供たちの成長による住まい方の変化に柔軟に対応できる子育てに配慮した可変性の優れた計画となっています。

 また、無垢材、漆喰壁、天然塗料など自然素材をふんだんに使用するとともに、柱・梁・垂木などを現しとすることにより、吟味された自然素材によるぬくもりや、現しとなった構造材による安心感を得ることができ、在来木造軸組工法の特性を活かした優れた計画となっています。

 さらに冬場の日差しを部屋の奥にまで取入れたパッシブ設計の外断熱工法を採用し、自然環境に配慮した省エネルギーの優れた計画となっています。

 まさに今後、公庫が「フラット35」の優良住宅支援制度として推進する子育て世帯の支援や自然環境への配慮などの施策を先取りした秀逸な住宅です。

 

 

▲TOPへ戻る